信州の旅 (10) 美ヶ原高原
さて、今日の宿泊地、美ヶ原高原ホテル山本小屋へ出発する。
小腹がすいたので、昨日雑誌で調べておいた蕎麦屋を探す。
妻や娘たちはそれほどお腹は空いていないというが、
ともかく、美味い蕎麦が食べたくて無理やり行くことにした。
やはり、見知らぬ土地でのカーナビは便利である。
15分ほどでお目当ての店に着いたものの、残念ながら定休日であった。
次女に運転を代わり、美ヶ原高原を目指す。
しばらく行くと、またもや九十九折の山道、次女の緊張が高まる。
幸い対向車もなく 新聞の三面記事に載らずに済んだ。
午後5時過ぎ美ヶ原高原ホテル山本小屋に到着。
俗界を離れたロケーションだ。
チェックインを済ませ、散策に出る。
見渡す限りの高原だ。
爽涼!気持ちが軽くなる。
一歩一歩、歩く毎に周りの風景に馴染んで自分自身が透明になっていくようだ。
このまま歩んでいけば、清澄な世界に行ってしまうような
行ってしまいたいようなそんな心持になってくる。
0(ゼロ)になる 天涯へ行く 道歩む
午後7時夕食
ジンギスカンをメインにヤマメや山菜・茶碗蒸しが並ぶ
ワインと地酒で楽しむ。
ここで働いているアルバイトの男性は、ネパールのシェルパということ
数ヶ国語ができるという。
食後、入浴。温泉である。贅沢だ。
ここのオヤジさんが、美ヶ原の四季というスライドをしてくれた。
スライドはそれぞれ綺麗なもので山登りを経験していない私にとって魅力的だ。
お話の途中で、この山小屋を建設する苦労話を伺った。
戦後、60kg以上の建設資材をショイコに背負って麓から担ぎ上げて建てたそうだ。
想像を超える苦労があったと思われる。
この山小屋もそろそろ建替えの時期に来ているが、自分が死んでから建替えて
ほしいとおっしゃっていた。
柱の一本一本に思い出があるとのこと。
そのお話を聞いて、水一杯・食事のありがたみを感じた。
外へ出ると 満天の星。



